卵殻膜でお肌ツルツル!?美容効果が期待できる理由を徹底解説!
- 2022/7/13
- 美容
お肌の調子を良くするために毎日のスキンケアを工夫したり、肌に良い食事を摂るなど方法は沢山あります。
その中でも、女性達に一目置かれるほど高い効果が期待できる「卵殻膜」をご存じでしょうか?
ネット通販などで美容コスメを頻繁に購入する人であれば「あ~あれね!」とすぐに分かるほど有名なのですが、そうじゃない人も多いはず。
そこで、今回は卵殻膜について詳しく解説したいと思います!
もくじ
卵殻膜とは?
卵の文字が入っているので「ピンっ!」とくるかと思いますが、卵殻膜は卵の内側に存在している薄さ0.07ミリほどの膜になります。
卵殻膜そのものには、卵から孵化する前のヒナを外部の刺激や微生物から守り誕生するまで導く役割を持っています。
主にタンパク質からできており、ヒナが卵から誕生するまでの21日間のうちに100億個もの細胞が卵殻膜から生み出されます。
つまり、生命が誕生するのに必要な栄養分が卵殻膜にはたっぷり含まれているのです。
ヒナにとっては大切な役割を持っている卵殻膜ですが、人間社会において本来は捨てられてしまう物でもありますよね。
なぜ、この卵殻膜が美容に良いとされているのでしょうか?
美容分野で注目を集める卵殻膜エキスとは?
卵殻膜には人の肌に必要な栄養が豊富に含まれていることが分かっており、美容の分野では卵殻膜から抽出した「卵殻膜エキス」として広く用いられています。
エキスといっても卵殻膜から搾り取るわけではなく酵素、酸、アルカリなどで加水分解をし、水で薄めて作られています。
そうやって出来上がったものを「卵殻膜エキス」や「加水分解卵殻膜」と呼んでいるのです。
また、栄養が豊富なことからも美容だけにとどまらず医療の分野でも大きく注目されています。
医療で注目される卵殻膜の凄さ
近年の研究によって卵殻膜は人の肌や髪と非常によく似た性質のアミノ酸組成であることが分かっており、その数はなんと18種類にも及びます。
さらに、人間の皮膚を構成するアミノ酸の配合比率とも非常によく似ていることから、人間の赤ちゃんの肌に多く含まれるⅢ型コラーゲンを作り出す繊維芽細胞の働きに関係があると言われているのです。
繊維芽細胞(せんいがさいぼう)は人間の肌にあり、Ⅲ型コラーゲンやヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの美肌へ導く成分に関係することが実証されています。
つまり、卵殻膜には美肌に導くⅢ型コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンの働きをサポートする作用があるというわけなのです。
では具体的に、卵殻膜エキスにはどんな効果が期待できるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
卵殻膜エキスの凄すぎる効果
卵殻膜には赤ちゃんのようなハリと潤いのある肌に導いてくれるⅢ型コラーゲンの生成を促進する効果があります。
人の肌の約70%はコラーゲンで構成されています。
生まれたての赤ちゃんの時にはⅢ型コラーゲンが多く占めており、年齢を重ねるとともにⅠ型コラーゲンの割合が増えていきます。
前述した繊維芽細胞を卵殻膜が増やすことでⅢ型コラーゲンの生成が促進されるのでお肌にとっては嬉しい次のような効果が期待できるんです。
ハリ・ツヤのある肌に導く効果
Ⅲ型コラーゲンは肌のハリ・ツヤ・弾力といった美肌に必要不可欠なコラーゲンの1つです。
卵殻膜にⅢ型コラーゲンの生成が活発になると赤ちゃんの肌のような柔らかくてハリのある美肌に導いてくれます。
様々な肌トラブルを予防する効果
卵殻膜には「シスチン」というアミノ酸が多く含まれています。
シスチンが体内に吸収されると「L-システイン」という肌のターンオーバーの正常化や抗酸化作用の働きがある成分に変化するため、
年齢肌などの加齢と共に増えてくる肌トラブルを予防する効果があります。
シミ・シワ・ニキビにも効果あり
Ⅲ型コラーゲンには日焼けによるシミやシワを予防したりニキビの改善にも効果が期待できるので、卵殻膜を取り入れることでシミ・ソバカス・シワ・ニキビになりにくい肌を目指すことも十分に可能です。
髪のダメージをケアする効果
肌だけでなく、髪への効果も期待できるのが卵殻膜の優れているポイント。
卵殻膜は美髪に必要とされる「ケラチンたんぱく質」そのものなので、ダメージを受けた髪を修復する効果はもちろんハリ・ツヤ・コシを髪の毛に与えて美肌に導いてくれます。
卵殻膜は肌のサイクルを維持しながら美肌に導いてくれるので美容効果が非常に高く、髪に必要なたんぱく質そのものでもあるので女性にとって必要不可欠な成分といっても良いくらいです。
しかし、卵から出来ているということは動物由来の成分でもあるので、卵アレルギーを持っている人が気軽に使って良いものなのか気になるところ。
卵殻膜のアレルギーについて詳しく見てみましょう。
卵殻膜にアレルギーや副作用はある?
前述したように卵殻膜には様々な成分が含まれています。
アルギニン、メチオニン、ヒスチジン、アラニン、アスパラギン酸、リジン、トリプトファン、バリン、プロリン、グルタミン酸、シスチン、フェニルアラニン、ロイシン、チロシン、セリン、スレオニン、グリシン、イソロイシン、ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカン、シアル酸
この中の成分にアレルギーを持っている人であれば当然ですが卵殻膜を使うのは控えた方が良いです。
そうでない場合、もともと卵殻膜は人に近い成分で構成されているので副作用は起こりにくいとされています。
また、一般的に卵アレルギーの原因とされる成分は卵殻膜ではなく白身の部分に含まれています。
卵アレルギーのほとんどは卵白の成分
卵アレルギーと聞くと卵全般がダメなイメージを持ってしまいがちです。
しかし「オボアルブミン」や「オボムコイド」というたんぱく質が原因になり、このたんぱく質は主に卵白に含まれているのです。
卵殻膜は卵白では無いので卵アレルギーの原因である「オボアルブミン」や「オボムコイド」は含まれていません。
この事からも卵殻膜を摂取するうえで卵アレルギーの心配はありませんが不安な時には必ずパッチテストを行うようにしましょう。
アレルギーの心配が無い人であれば卵殻膜を取り入れることで多くの美容効果を得ることができます。
具体的にどのような取り入れ方が良いのか見ていきましょう。
卵殻膜エキスの取り入れ方
美容効果の高い卵殻膜を取り入れるには次の方法があります。
卵の殻から卵殻膜を剥がして使う
卵殻膜を卵から直接剥がして気になる部分に張り付けることで卵殻膜パックをすることができます。
ただし、卵には「サルモネラ菌」が潜んでいる可能性が高く、必要な処理を行わずに肌に付けると食中毒を起こす危険性があります。
また、その都度卵から卵殻膜を剥がす作業も楽ではないので「続けにくい」というデメリットもあります。
卵殻膜に特化したサプリメントを飲む
続けやすさではサプリメントととして飲む方法もあります。
手軽に卵殻膜を取り入れられるだけでなく、体の内側から効果を期待できるメリットもあります。
卵殻膜エキスを凝縮させた美容液をスキンケアに取り入れる
卵殻膜エキスは洗顔のあと、化粧水の前に使う導入美容液として使用するのが一般的です。
人肌に近いアミノ酸組成によって化粧水や乳液などの肌なじみが良くなり、柔らかい肌に仕上がる効果が期待できます。
卵殻膜を取り入れる際は直接ではなくサプリメントや卵殻膜エキス配合の導入美容液を使うようにしましょう。
まとめ
今回は卵殻膜について解説しましたが、私たちが普段食べている卵に、こんな凄い成分が含まれているなんて驚きですよね。
- 卵殻膜は卵の殻の内側にある薄さ0.07ミリの膜
- 卵殻膜は赤ちゃんの肌に多く含まれているⅢ型コラーゲンに関与する
- 卵殻膜にはハリ・ツヤのある肌に導く効果がある
- 卵殻膜には還元作用もあるので肌トラブルを予防する効果も期待できる
肌に悩みを抱える女性にとっては魔法のような効果が期待できる卵殻膜ですが、取り入れ方でも紹介したように導入美容液として使うのがおすすめです。
肌への直接的な作用だけでなく、洗顔や化粧水など普段からしているスキンケアの効果を引き上げてくれるからなんです。
最近では頭皮から顔にかけて丸ごとケアできる導入美容液もあるくらい、卵殻膜エキスは注目を集めています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。